【明日のアクションが変わる 補助循環の極意 教えます】
一冊目の著書である「明日のアクションが変わる 循環器救急の真髄教えます」に続く第二弾の書籍です。前作も膨大な情報を読者にすんなり読ませる文章センスで研修医から中堅クラスまで幅広い層に深い学びを与えるものでありましたが、今回の本はさらに発展した形で、IABPやPCPSといった循環器領域の必須体外循環について詳細なエビデンスを併用しながら、でもやっぱり基本はバイタルサインや血ガスの解釈が大切なんだよ、という著者の考え方や伝えたいメッセージがぎゅっと詰まった本になっています。
(症例提示では架空のDrたちの臨場感あふれるやり取りが、現場の「あるある」を交えながら展開します。この架空のDrたちがまた、、どこかで見たような人ばかりで。。教科書読んでるのに思わず笑ってしまいます。。)
私自身、 腎臓内科医として毎日のように透析を回していますが、逆に言うとそれ以外の体外循環には恥ずかしながらてんで疎く、何かそうしたものを系統的に学べる本がないかと思っていたところに、この本の登場でした。一冊目とともに、初期研修医から中堅までのすべての先生にお勧めいたします。
[今日のBGM] 二人組とは思えない分厚いサウンドです。
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